2005年03月29日

理由(宮部 みゆき)

今回は、宮部みゆき氏の「理由」を紹介したいと思います。

超高層マンションで起きた一家4人の殺人事件。

一人は飛び降り自殺!?

一体、誰が殺され、一体、誰が犯人なのか?

事の発端は何だったのか?

事件の前には何があり、事件の後には何が残ったのか?

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この物語は、既に事件が完結しており、改めて事件を取材したルポルタージュ式で進んでいきます。

取材記者が男なのか女なのか、若いのか年寄りなのか、1人なのか複数人なのかということについては一切説明はありません。

最初は面食らうかもしれませんが、非常におもしろい話の進め方だと思います。

物語は21章に分かれており、1度読み終わった後でも、短編小説のように各章ごとを読み返すことが出来ます。

この本を読むと何か例え小さな出来事であったとしてさまざま人が関わっていて、そして、人にはさまざまな家族の形があるんだな〜と感じさせてくれます。

小さな出来事を中心に放射線状に人々は関わっているが、放射線状に伸びた線は交わることはない。日々、自分の周りで起こっていることもどこかで自分の知らない誰かが関わっているかもしれない。しかし、決して自分では知ることはない。。。そういうことが常に起こり続けているのだと思うと、どこかでいつかは自分も殺人事件に関わってしまうのではないかとも思ってしまい、怖くなってしまった。ちょっと、考え過ぎかもしれません。

かなりおもしろいです。

posted by haem at 06:02| ☀| Comment(5) | TrackBack(7) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラバありがとうございました。

映画化された宮部作品の中で
「役者にひきずられなかった」という意味で
一番できが良かったと思います。
Posted by かめきち at 2005年04月02日 23:40
トラバありがとうございました。

映画化された宮部作品の中で
「役者にひきずられなかった」という意味で
一番できが良かったと思います。
Posted by かめきち at 2005年04月02日 23:41
かめきちさん、コメントありがとうございます。

そうですか、映画「理由」一番できが良かったですか〜。私は「模倣犯」を観てしまってショックを受けてしまいましたが。。。
Posted by haem at 2005年04月03日 01:37
11
Posted by at 2006年01月09日 12:11
文庫「理由」のP293の3行から7行で疑問があります。ここで石田直澄は、家業を継ぐという目標を捨てたとあり、その理由が明らかになるまであと二十数年待たなければならないとあります。
しかし、結局最後までその理由が明らかにはなっていないように思います。
どなたかこの理由のわかる方がおられましたら、
よろしくお願いします。
Posted by かよこさん at 2006年01月09日 12:19
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