2005年05月03日

魔術はささやく(宮部 みゆき)

今日は、宮部みゆき氏の「魔術はささやく」を紹介したいと思います。

ありふれた新聞記事を見て恐怖を感じる一人の女性がいた。

その内容とは、一つ目はマンションからの飛び降りた女性の記事。

二つ目は地下鉄に飛び込んだ女性の記事。

三つ目はタクシーの前に飛び出した女性の記事。

この女性以外、3つの記事の関連など想像できない。

女性は感じる。次は、私だ。

一方、三つ目の記事で女性を轢いてしまったタクシー運転手の甥っ子である守は、

次第に事件の真相に近づきつつあった。

ランキングにご協力お願いいたします。

宮部みゆきの作品は、本当に物語の中盤まで差し掛からないと全貌が見えてこない。

それが本当におもしろい。

これから一体何が始まるんだろうかと期待で読み進み、少しずつ登場人物が見えてくると同時に、物語も輪郭が現れてくる。

そして、その登場人物の一人一人の設定がまた、おもしろい。

今回の登場人物である日下守は特殊な技術を持っており、また、特殊な人生を歩んでいる。その守が事件の真相を追い、解決をする。しかし、これだけで終わらないのが宮部みゆきの一番すごいところである。一般的な作品では、この一連の自殺とその関連性があるという謎を解くことが物語のメインだろう。

謎を解けばクライマックスを迎える。

と思いきや、また、本当のクライマックスはその後である。

守少年の心の動き、そして決断が物語のメインなのである。この本当のクライマックスを迎えるために少年にさまざまなドラマを与えられている。

私は、事件の謎解きがメインであると思ってしまっており、すっかり騙されてしまった。物語は、壮大だが、ここまで細部もこだわったものはそうはないと思います。

私のオススメです!

posted by haem at 04:08| ☔| Comment(6) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。そしてすみません。手違いで3回もTBしてしまいました。
どうもすみません。
Posted by brillant52 at 2005年05月09日 13:03
TBありがとうございます、brillant52さん。
よくあることです。削除しました。
Posted by haem at 2005年05月10日 05:57
宮部みゆきさんは大好きです。毎回丁寧な心理描写に素直に引き込まれます。この作品は謎解きに問題がありましたが、それでもあまりある、いいさくひんでした。
Posted by experience#21 at 2005年06月02日 12:47
experience#21さん、コメントありがとうございます。
宮部みゆきさんは、本当に心理描写が丁寧ですよね。私もそこに一番魅かれています。
今作品は、謎解きに問題があるのは確かでしたが。。。
Posted by haem at 2005年06月02日 17:40
初めまして。
TBありがとうございました。
「魔術はささやく」に限らず、宮部みゆきさんは
本当におもしろいですよね。
何度も読んでしまいます♪
Posted by R at 2005年06月05日 21:19
初めまして。
TBありがとうございました。
「魔術はささやく」に限らず、宮部みゆきさんは
本当におもしろいですよね。
何度も読んでしまいます♪
Posted by R at 2005年06月05日 21:19
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非化学。
Excerpt:     超能力、催眠術。 こわいこわい。 こちらはおばけ。 ラストまで読んで感動。 大好きな1冊。
Weblog: 女心と秋の空
Tracked: 2005-05-09 12:59
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